当ブログの珈琲関係記事以外の記事は、一部記事を除いて削除しました。メインブログの『年金だけでは食べて行けないので』に再掲載して行く予定です。

グァテマラ産コーヒー豆に関する真実、生豆・焙煎・淹れ方etc

f:id:ekawa:20190517203849j:plain

エカワ珈琲店がコーヒー豆の自家焙煎を開始したのは、1989年(平成元年)の夏(8月下旬)のことです。

その頃も現在(2019年)も、太平洋と大西洋に挟まれたた中央アメリカは、世界最高品質のコーヒー豆を生産すると評価されている地域です。特に、グァテマラ産のコーヒー豆は、一部で熱狂的な人気を博しているようです。

 

グァテマラ共和国

グァテマラは中央アメリカの北西部に位置している国で、首都はグァテマラシティー。

北東をベリーズ、東から南東をホンジュラスとエルサルバドル、北と西をメキシコと接している日本の3分の1ほどの面積を持つ国です。そして、北西から南東にかけてシェラマドレ山脈が走り、3,000m級の火山が連なっています。(30を超す火山があります)

国土の大半が山岳地帯もしくは高原で、コーヒー栽培に適した肥沃な火山灰土壌と豊富な降雨量、それに温暖な気候が相まって、香り、酸味、コクのある良質なコーヒーが作られています。

特に、都市自体がユネスコから世界遺産の認定を受けているアンティグア市周辺は、世界最高級のコーヒー豆を生産すると評価されています。

 

グァテマラの歴史

グアテマラは、かつてマヤ文明の栄えた地でしたが、1523年~1524年、スペイン人によって原住民のマヤ族が征服されます。

1543年にグァテマラ総督領が置かれ、自治権が与えられ中米スペイン領の政治・文化の中心となります。

1821年にスペインから独立、同年内にメキシコ帝国に併合され、1823年に中米連邦が結成されてそれに属し、1839年に再度独立を果たしています。

1880年代、輸出の90%をコーヒー豆が占めていて、コーヒー農園の労働力として移民の導入が必要となって、1893年に日本初のラテンアメリカ移民が行われた国だと記録されているようです。

 

グァテマラ産コーヒー豆の歴史

1750年、イエズス会宣教師によって、グァテマラにコーヒノキが持ち込まれたと伝えられています。しかし、実際に栽培されるようになったのは1850年頃からで、細々と栽培されていたということです。

グァテマラで本格的なコーヒーの栽培が始まったのは1860年頃からで、政府がコーヒーノキの栽培を奨励した結果として、グァテマラの主要輸出産業に成長して行きました。

 

www.ekawacoffee.work

山内秀文さん翻訳の「ALL ABOUT COFFEE/コーヒーのすべて(270ページ)」には、1860年のコーヒー豆輸出は14万ポンド、1970年には760万ポンド、1980年には2900万ポンド、20世紀に入ると8000万ポンドと飛躍的に増大して行ったと書いてあります。

グァテマラには12万5000以上の小規模なコーヒー生産農家が存在していて、1960年発足のコーヒー生産者組織が、そのコーヒー生産農家をバックアップしていますが、まだまだ貧乏な農家が多いとのことです。

 

グァテマラのコーヒー産地

グァテマラの国土(土壌)と気候は、コーヒーノキの栽培に適した条件に恵まれているとされています。

グァテマラの主要なコーヒー産地として、良質のコーヒー豆を産出することで知られているアンティグア、グァテマラシティー北西のサンマルコス、アティトラン湖周辺、グァテマラシティー北方のコバン周辺、メキシコとの国境に近いフエウェテナンゴが知られています。

 

エカワ珈琲店お気に入りのコーヒー産地

豊富な雨量と肥沃な火山灰土壌、それに日当たりの良い火山の斜面で育つアンティグアのコーヒー豆、湖を取り囲むように火山性土壌で育つアティトランのコーヒー豆、目の前に太平洋を望む、降水量が豊富で日当たりが良くて土壌も肥沃なサンマルコスのコーヒー豆が、エカワ珈琲店のお気に入りです。

ちなみに、アンティグアには歴史の古い農園が多くあって、アティトランの農家は有機肥料でコーヒーノキを育てているとのことです。

 

グァテマラのコーヒー産業

グァテマラは、農村から都市へと、より良い収入や生活環境、それに、より良い教育を求めて人が移動している国ですから、 1950年代の日本のように、経済成長が続いているのだと思います。

ですから、今後、都市近郊のコーヒー農園が、都市開発の波に飲み込まれる可能性もあると考えています。

グァテマラは世界で10番目前後のコーヒー豆生産国で、高品質のコーヒー豆を生産している国ですから、コーヒー産業は重要な輸出産業の地位を占めているようです。

 都市が成長を続けているといっても、グァテマラの人たちの大部分は貧困の中で暮らしていて、コーヒー農園での期間仕事が貴重な収入源になっているようです。

 

グァテマラコーヒー豆の焙煎

エカワ珈琲店好みのグァテマラコーヒー豆は、アンティグア、アティトラン、サンマルコスのコーヒー豆ですから、フエウェテナンゴ産のコーヒー豆ほど酸味は強くありません。多くて、中程度の酸味です。

ですから、焙煎度合は中煎りのやや深めくらい、2ハゼの直前までに焙煎を終了させるのが最適だと考えています。(エカワ珈琲店の焙煎プロファイルでは・・です。)

フルーティーな香りと明るい微かな酸味、俗にチョコレート風味と呼ばれる味わい、それと切れのあるコクを作り出す焙煎コーヒー豆が出来上がると思います。

 

グァテマラコーヒーの淹れ方

フルーティーで軽快な酸味とチョコレート風味、そして、切れの良いボディーと甘さ、それが高品質なグァテマラコーヒーの特徴だとされています。 

高品質なグァテマラコーヒーの特徴を最大限に表現する焙煎度合(煎り具合)は、浅煎り~中煎りのやや浅めの煎り具合だと言われています。そして、この煎り具合(焙煎度合)に適したコーヒーの淹れ方は、ハンドドリップ(特に、ペーパーフィルターで淹れる)だと考えます。

www.ekawacoffee.work

 

ドリップ式コーヒーメーカー(ドリップコーヒーマシン)で淹れる時の焙煎度合(煎り具合)は、中煎り~やや深煎りの煎り具合(焙煎度合)が適していると思います。

エカワ珈琲店の焙煎プロファイルでは、グァテマラコーヒーの場合、中煎りのやや深めくらいの焙煎度合(煎り具合)に仕上げるようにしています。

ハンドドリップ(ペーパーフィルターを使う)でも、ドリップ式コーヒーメーカー(ドリップコーヒーマシン)でも、飲みやすいコーヒーを淹れて頂けると思います。

 

フレンチプレスを使うなら、やや深煎り~深煎り(ベネチアロースト)の煎り具合(焙煎度合)が最適だと思います。

焙煎コーヒー豆粉砕物(粉or顆粒)とお湯の接触時間が長くなると、重たいボディーを持つコーヒーが出来上がりますが、より多くの甘味も引き出されます。

ちなみに、布フィルターを使うハンドドリップも、この焙煎度合(煎り具合)が適していると思います。布フィルターの場合、より多くの甘味を引き出すことができて、油脂分は布フィルターに吸い取られるので、それほどボディーは重たくならないと考えます。

 

エカワ珈琲店でグァテマラコーヒーを購入する 

 エカワ珈琲店は強い酸味を持つコーヒーを好まないので、酸味を強調するサードウェーブコーヒー的なスペシャリティーコーヒーは取り扱っていません。しかし、販売するグァテマラコーヒーの品質には自信を持っています。

只今、取り扱っている、あるいは、これまでに取り扱ったことのあるグァテマラコーヒーは以下の通りです。

 

(1)グァテマラ、アンティグアビーベリー

アンティグア地区で生産される希少なビーベリーのコーヒー豆。

(2)グァテマラ、パチュージ農園

アティトラン地区の農園。レインフォレストアライアンス(熱帯雨林同盟認証)農園。

(3)グァテマラ、ヌエバグラナダ農園

サンマルコス地区の農園。レインフォレストアライアンス(熱帯雨林同盟認証)農園。

(4)グァテマラ、メディナ農園

アンティグア地区の農園。レインフォレストアライアンス(熱帯雨林同盟認証)農園。