当ブログの珈琲関係記事以外の記事は、一部記事を除いて削除しました。メインブログの『年金だけでは食べて行けないので』に再掲載して行く予定です。

コーヒー生豆からデカフェ(カフェインレス)を作るプロセス、例えば、有機溶媒を使ってカフェインを除去する方法

f:id:ekawa:20190405082024p:plain

現在(2019年)のところ、コーヒーのカフェイン除去は、コーヒー生豆の段階で行われています。

コーヒー豆からカフェインを除去する方法として、有機溶媒を使ってカフェインを除去する方法、水だけを使ってカフェインを除去する方法、化学溶媒の代わりに超臨界状態(気体でも液体でも無い状態)の二酸化炭素を使ってカフェインを除去する方法が知られています。

 

有機溶媒を使ってカフェインを除去する方法では、健康被害の心配が少ないという理由から、塩化メチレンや酢酸エチルのような有機溶剤の助けを借りてコーヒー生豆からカフェインを除去しています。

 

有機溶媒を使ってカフェインを除去する方法には、コーヒー豆を直接有機溶剤に漬けて(or浸して)カフェインを除去する方法(コーヒー豆と有機溶剤が直接接触する方法)と、水でカフェインを抽出してその水を別のタンクに移して有機溶媒でカフェインを除去する方法(コーヒー豆と有機溶剤は接触しない)があります。

 

有機溶媒とコーヒー豆を直接接触させて、コーヒー豆からカフェインを除去するプロセス

まず、コーヒー豆を水蒸気で蒸します。そうすると、コーヒー豆の気孔を開きます。

そして、主に酢酸エチルを使ってコーヒー豆のカフェインを除去します。その後、カフェインを含んだ溶剤を排出して、コーヒー豆を再び蒸して残留溶剤を除去します。

 

有機溶媒とコーヒー豆を接触させないで、コーヒー豆からカフェインを間接的に除去するプロセス

コーヒー豆を沸騰しているお湯(熱い水)に数時間浸して、コーヒー豆から風味成分やオイル、それにカフェインを抽出します。そして、水(冷めたお湯)を分離して、コーヒー豆を別のタンクに移して、分離した水(冷めたお湯)に塩化メチレンか酢酸エチルを添加して洗浄します。

有機溶媒(塩化メチレンや酢酸エチル)の分子がカフェインの分子を選択して結合するので、その混合物を加熱して蒸発させて取り除きます。

そして、最後に、コーヒー豆を液体に戻して、コーヒーオイルや風味成分を再吸収させます。

ドイツ、ヨーロッパで人気の方法で、主に塩化メチレンを溶媒に使うので塩化メチレン法とも呼ばれているようです。

 

参考までにですが、コーヒーの歴史の中で一番最初に成功したカフェイン除去方法は、1903年にドイツのコーヒー商人ロスリウスによって発明されて、1906年に特許を取得したRoseliusプロセス(ロスリウス法)です。 

コーヒー豆を水と塩を使って蒸した後、有機化合物であるベンゼンを溶媒としてカフェインを抽出する方法ですが、この方法は、ベンゼンが発がん物質であるあることから、現在では使われていません。

 

関連ストーリー

www.ekawacoffee.work

www.ekawacoffee.work

www.ekawacoffee.work