年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

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フリーランスは複業が当たり前、零細生業パパママ経営の自家焙煎コーヒー豆小売専門店の親父もフリーランスだから複業が当たり前

ひと昔以上前だったと思います。当時、ベストセラーになっていた光文社新書の『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』という本を読みました。

潰れない理由ですが、簡単でした。さおだけ屋さんは、さおだけ屋商売だけで生活しているのではなくて、他にも仕事を持っているからでした。

この本には閑そうなレストランの話も載っていて、何故、そのレストランが営業を続けられるのかというと、複業で料理教室を営んでいて、そちらの仕事で稼いでいるからだと書いています。

 

ベストセラーになった「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?/作者は山田伸哉さん」は、フリーランス(自営業者)向けの先駆け的な指南書だったと感じています。

当時、フリーランスという用語は一般化していなかったわけですから・・・。

2000年代の中頃、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」を読んだのはベストセラーになっていたからで、何も考えずに読み流したのを覚えています。

 

だけど、現在(2019年)の年老いた珈琲豆焙煎屋なら、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」の作者・山田伸哉さんが語ろうとしていた意味を理解することができます。

これからのフリーランス(自営業者or個人事業者)は、幾つかの収入源を確保しておかなければ、余裕を持って好きな仕事を続けて行くことができないと語っていたのだと思います

 

 同じ頃、朝日新聞新書の『ヒューマン2.0』という本も読みました。

シリコンバレーの高収入のフリーランス(個人事業者)でも、いつ失業するかもしれないということで、もう一つの仕事(複業or副業)を持っている人が多いと書いてありました。

フリーランスの花形職業でもある芸能人、昭和30年代の有名な役者さんや歌い手さんには、副業(or複業)を営んでいた人が数多くいたそうです。理由は、役者や歌い手の仕事が来なくなった時に備えてということでした。

 

国土の狭い日本でフリーランス(個人事業者)の代表といえば、個人商店や個人工場の経営者です。昔なら、その道を極めれば、食べるに困ることが無かったわけですが、時代が変わってしまいました。

21世紀のフリーランス(自営業者or個人事業者)は、2つ以上の仕事を使い分けていなければ、浮き沈みに対応できないのではと10年くらい前から考えるようになっています。

 

年老いた珈琲豆焙煎屋は、人口30数万人の地方中核都市で、零細生業パパママ経営自の家焙煎コーヒー豆小売専門店を営んでいます。それ以外に、公的年金からの収入と、少しだけですが、WEBを活用しての収入があります。

公的年金からの収入は一定ですが、WEBを活用する収入は増やせる可能性があると考えています。

何はともあれ、個人事業者や自営業者と表現すれば古いタイプの職業だとイメージされますが、フリーランスと表現すれば最先端の今風の職業にイメージされます。

 

零細生業パパママ経営の自家焙煎コーヒー豆小売専門店の親父も間違いなくフリーランスですから、今風の生活スタイルに挑戦する必要があるのかもしれません。

例えば、淹れたてコーヒーのポット売り、あるいは、淹れたてコーヒーのテイクアウト専門の喫茶店のような複業を営むのも・・・。

ちなみに、今風のコーヒー豆自家焙煎店ですが、ほとんどが喫茶店と自家焙煎コーヒー豆の小売・卸売り販売の2つの仕事を同時に営んでいます。