スターバックスコーヒーですが、11月9日から、ウーバーイーツ(Uber Eats)と提携して、東京都内でコーヒーの出前ビジネスを開始したとテレビニュースやインターネットニュースが報じています。
スターバックスコーヒージャパンのプレスリリース(2018年11月8日)には、以下のように記されています。
11月9日より、スターバックス コーヒー ジャパンは、Uber Eats(ウーバーイーツ)の導入により、スターバックスのビバレッジやフードなどをお客様へ直接お届けするデリバリーサービスをスタートいたします。
まずは新宿2店舗、六本木1店舗の東京都内の全3店舗においてトライアルを開始し、2年間で拡大を目指します。
日本におけるデリバリー市場の急速な成長を捉えることで、お客様がどこにいても、スターバックスの本格的な商品体験をお届けします。
フードデリバリーサービスのUberEats(ウーバーイーツ)と提携して、コーヒーだけでなくてスコーン、シナモンロールなどフードの注文にも対応するそうで、注文数に関係なく配達料は380円と伝えられています。
昭和の頃、コーヒーやジュースなど喫茶ドリンクの出前は、ビジネス街の喫茶店のドル箱でした。
エカワ珈琲店の喫茶店時代(純喫茶コロナの頃)、店舗周辺オフィスへの出前が売上の3分の2くらいを占めていた時期もありました。
ちなみに、エカワ珈琲店の住居兼店舗は、純喫茶コロナの頃もそうですが、和歌山市という地方中核都市のビジネス街に立地しています。
ビジネス街の喫茶店が出前ビジネスで潤っていた頃、コーヒーなどの喫茶ドリンクだけでなくて、モーニングサービスやサンドウィッチなどフード類の出前も結構多かったと記憶しています。
食事メニューを持つビジネス街の喫茶店の場合、食事の出前も多かったようです。
ビジネス街とフードデリバリーサービスは、相当に相性が良いような気がします。ですから、スターバックスコーヒーとUberEats(ウーバーイーツ)による喫茶ドリンクと喫茶フードの出前ビジネスが、都市部のビジネス街の消費者に受け入れられる可能性があるかもしれません。
ということで、喫茶ドリンクと喫茶フードの出前ビジネスがビジネス街における日常茶半の風景になったなら、和歌山市のビジネス街に立地する年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が2人だけで営んでいるエカワ珈琲店も、もう一度喫茶店ビジネス(出前専門ですが)に挑戦できるかもしれません。
街の小さな喫茶店が生き残って行くには、店内飲食プラスアルファーの収入源が必要だと年老いた珈琲豆焙煎屋は考えています。街の小さな喫茶店は、複業ビジネス業態を目指すべきだと考えているわけです。