その昔、「行列のできる自家焙煎コーヒー豆小売店」を目指して頑張っていた時期もあります。でも、どうしても「行列のできる自家焙煎コーヒー豆小売店」になることがはできませんでした。
現在はというと、「行列のできる自家焙煎コーヒー豆小売店」になる事をあきらめています。というよりも、「行列のできるコーヒー豆屋」になりたいと考えていません。
行列のできるお店とは、希少な成功を手にしたお店なのだと思います。「行列のできる店」を手にするのは、店舗経営者の1%の人たちだけです。
残りの99%の店舗は、行列のできるお店にはなれません。行列のできる店になれる確率がものすごく低いのに、行列のできる店を目指していれば、いつまでたっても苦労するだけです。そのことに気がつくのに、20数年の日々を必要としました。
最近は、恐竜の頭の部分、胴体の部分で商売を営むのではなくて、尻尾の部分で商売を営もうと考えています。
零細生業パパママ経営の自営業者には、恐竜の尻尾の部分での商売が適しているのだと思います。その昔と違って、零細生業パパママ経営の自営業者が恐竜の尻尾の部分で商売を営める環境が整っています。
ロングテール・ビジネスには、行列は必要ありません。小さな出版社の専門的な書籍が、何年も何年もの長い時間、ロングセラーを続けているという商売、そのような商売を営んで行こうと考えている今日この頃です。