最近、コーヒー第4の波(フォースウェーブコーヒー)という用語を、時々ですが目にすることがあります。
コーヒー第1の波(ファーストウェーブコーヒー)、コーヒー第2の波(セカンドウェーブコーヒー)、コーヒー第3の波(サードウェーブコーヒー)をコーヒーの消費という面で分類すると、以下のようになるのだと思います。
(1)コーヒー第1の波(ファーストウェーブコーヒー)
1970年代、1980年代の喫茶店全盛時代、インスタントコーヒー、レギュラーコーヒーの消費が一般的になって行った波。
(2)コーヒー第2の波(セカンドウェーブコーヒー)
1990年代~。コーヒー豆自家焙煎店の存在感が増して行き、スターバックスコーヒーが日本にやって来て、より高品質のコーヒー、より高級感のあるブランドコーヒーが消費されるようになった波。
(3)コーヒー第3の波(サードウェーブコーヒー)
2000年代の中頃~。スペシャリティーコーヒー、認証コーヒーにコーヒー好きの消費者が関心を持ち始めた波。
そして今(2018年)、コーヒー第4の波(フォースウェーブコーヒー)という用語が登場しています。
ヨーロッパやアメリカのコーヒー関係者は、焙煎やコーヒーの淹れ方など、消費者がコーヒーの科学的な面についての認識を深めて行く波のようなものを、コーヒー第4の波(フォースウェーブコーヒー)と捉えているような気がします。
例えば、浸漬式のコールドブリューコーヒー(水出しコーヒー)やニトロコーヒー(ドラフトコーヒー/窒素コーヒー)の登場や、コンパクトなコーヒー豆焙煎機の登場でホームローストに注目が集まったり、ドリップ式コーヒーの淹れ方の探究に興味を持つ消費者が増加している現象が、コーヒー消費の面から見るコーヒー第4の波(フォースウェーブコーヒー)なのかもしれません。
消費者が、よりコーヒーについて理解を深めて行く波(コーヒー第4の波/フォースウェーブコーヒー)が、もうそこまでやって来ているような気がします。