丸山珈琲が軽井沢で創業したのは、1991年です。
年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦のコーヒー豆自家焙煎店は、1989年に喫茶店から自家焙煎コーヒー豆小売専門店に衣替え、軌道に乗り始めた1992年、年老いた珈琲豆焙煎屋が脱サラして、母親の営んでいた零細生業規模の自家焙煎コーヒー豆小売専門店の店主となり、零細生業規模のまま、四苦八苦しながらですが、現在(2020年)でも何とか商売を続けています。
丸山珈琲は、日本にスペシャルティーコーヒーの概念が入って来た2000年前後の頃から、スペシャルティーコーヒーにこだわっていて、日本にサードウェーブコーヒーという曖昧なコーヒービジネスの概念が入って来た2010年代に、その事業規模を拡大して行ったのが丸山珈琲だと理解しています。
ちなみに、2000年前後の頃は、丸山珈琲も年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦のコーヒー豆自家焙煎店も、事業規模は、ほぼ同じくらいだったと思っています。
もしかしたら、年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦のコーヒー豆自家焙煎店の方が、自家焙煎コーヒー豆の販売量も売上も上回っていたかもしれません。
それが今(2020年)では、あちらは年商20億円でこちは年商数百万円です。
丸山珈琲の代表者・丸山健太郎さんに、ビジネス・インサイダー・ジャパンが、新型コロナ感染症がコーヒービジネスに与えた影響についてインタビューした記事が掲載されていま。
記事によると、丸山さんは、新型コロナウイルス感染症パンデミックがコーヒー市場のビジネスモデルに転換のきっかけを作ったいますと考えているようです。
「カフェビジネスが成功するかどうかは、豆が売れるかどうか」だと、丸山さんは考えているのだと思います。
年老いた珈琲豆焙煎屋も、個人経営の喫茶店が生き残って行くには、コーヒー豆の自家焙煎は必須だと考えています。
年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦のコーヒー豆自家焙煎店と丸山珈琲は、ほぼ同じころにコーヒー豆自家焙煎店商売を開始したのですが、2020年の現在、ビジネス規模はクジラとブリくらいの違いがあります。
もちろん、年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦のコーヒー豆自家焙煎店は後者です。
2010年代に日本に入って来たサードウェーブコーヒーですが、表面的な文化現象だけを取り入れていて、そのビジネスモデルを取り入れていなかったという、丸山健太郎さんの意見に年老いた珈琲豆焙煎屋は同意します。
欧米サードウェーブコーヒー系ロースターのビジネスモデルは、喫茶店ビジネスを活用して地域でブランド力を築き、そのブランド力を背景として、その地域のレストラン・ホテル、それに地域の食品店(ローカルスーパー)に自家焙煎コーヒー豆を卸し販売するのが基本となっているようですから。