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含水率と水分の関係/コーヒー編

コーヒー生豆、焙煎コーヒー豆、あるいはコーヒー浸出液に含まれている水の量は、全質量に対する水の分率(質量分率)によって表示することもできます。

そして、この質量を基準として、コーヒー生豆や焙煎コーヒー豆、それにコーヒー浸出液に含まれる水の量を表示する方法を「水分」表示と呼んでいます。 

 

  

例えば、コーヒー浸出液の99%は水だとする表示法は「水分」表示だと理解しています。しかし、コーヒー生豆の乾燥操作やコーヒー豆の焙煎操作では、乾燥操作や焙煎操作の前と後とでは、基準とするべきコーヒー豆の全質量が変化するので、含まれている水の量を「水分」で表示するのは不向きです。

 

ということで、操作の過程で変化しない無水材料質量(乾き材料質量)を基準として、その単位質量の含有水量を表示する乾料基準の表示方法である「含水率」が一般的に使われているようです。

 

含水率を使うと、コーヒー生豆の乾燥操作中、コーヒー豆の焙煎操作中に蒸発した水量は、操作前と操作後の含水率の差に、無水材料質量を乗じる(掛ける)ことで求めることができます。

 

含水率と水分の間には、以下の関係式が成り立ちます。

(1)含水率=水分÷(1-水分)

(2)水分=含水率÷(1+含水率)

 

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