コーヒーは、世界中の人たちに最も愛されている嗜好飲料で、その市場は、大体、コーヒー生豆生産者、コーヒー豆焙煎事業者、焙煎コーヒー豆小売事業者で成り立っています。
コーヒーは、アジア、アフリカ、南アメリカ、中央アメリカ、カリブ海の数十を越える国々で栽培されていて、2500万人の人々の生計を支えているといわれています。
そして、その生産量の約60数%は、中米・南米・カリブ海で生産されています。
最大のコーヒー生豆生産国(2016年)は、約4300万袋(60kg袋で)を生産したブラジルで、2番手がベトナム、3番手がコロンビアと続いています。
2016年におけるアメリカ合衆国のコーヒー小売市場(家庭向け)ですが、レギュラーコーヒーと呼ばれている焙煎したコーヒーの売上が約46%を占めていて、それにシングルカップ(ポッドコーヒー) が続いていると伝えられています。
特徴的なのが、スターバックスコーヒーとサードウェーブコーヒー全盛のアメリカ合衆国で、フォルジャーズやマックスウェルハウスといった昔からの有名ブランドが、21世紀の現在でも主要な地位を占めているようです。
ちなみに、フォルジャーズやマックスウェルハウスなどコーヒービジネスをファーストコーヒーウェーブ、スターバックスコーヒーなどのコーヒービジネスをセカンドコーヒーウェーブ、そして、インテリジェンシアコーヒーやスタンプタウンコーヒー、カウンターカルチャーなどのスペシャリティーコーヒー業務卸のコーヒービジネスと呼んでいます。
日本でもそうなのですが、アメリカ合衆国では、相変わらず街角で飲むコーヒー市場の人気が続いていて、喫茶店チェーンの成長は続いているようです。
その街角で飲むコーヒー市場ですが、2014年の統計では、スターバックスコーヒーとダンキンドーナツがその市場の約65%を獲得していると報じられています。
アメリカのコーヒー消費者は1日に大体1.6杯のコーヒーを飲んでいて、家庭でコーヒーを飲む機会が最も多くて、続いて職場でコーヒーを飲む機会が多くなっているようです。
おそらく、日本のコーヒー消費動向も同じような傾向に向かって進んでいると、年老いた珈琲豆焙煎屋のこれまでの経験から推測しています。
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