コーヒー豆焙煎時の伝熱には、伝導、対流、放射伝熱が関係していると考えています。
コーヒー豆自家焙煎店は、一般的に生産用小型コーヒー豆焙煎機(焙煎容量1kg~5kgくらい)を使ってコーヒー豆を焙煎しています。
で、小型生産用コーヒー豆焙煎機を使って焙煎作業をする際、熱効率をよくするために、伝導、対流、放射での伝熱が有効に行われる方法を考える必要があるのだと思います。
そして、生産用小型コーヒー豆焙煎機を使ってのコーヒー豆焙煎作業は、コーヒー豆を外部から加熱する方式で行われているので、コーヒー豆表面の境膜伝熱抵抗と、コーヒー豆内部の伝熱抵抗が問題になってくるのだと思います。
エカワ珈琲店ですが、コーヒー豆焙煎のメカニズムについては、2003年「ハトに嫌われた銅像の化学的考察」でイグノーベル賞化学賞を受賞された工学博士の廣瀬幸雄さんのコーヒーに関する著作を教科書にして、あるいは参考書にして、コーヒー豆焙煎の物理・化学的プロセスについての勉強をさせて頂いています。
『コーヒーの科学』をわかりやすく解説している廣瀬幸雄博士の著作は、田舎の町のコーヒー豆自家焙煎店のおやっさんの必読書になっています。
★エカワ珈琲店が蔵書している廣瀬幸雄さんのコーヒー関係の著作
(1)工学屋が見たコーヒーの世界
(2)エスプレッソ -その味と香り-
(3)ロマンス・オブ・コーヒー 技術編
(4)ロマンス・オブ・コーヒー 歴史編
(5)コーヒー学講義
(6)コーヒー学入門
(7)もっと知りたいコーヒー学
もっと知りたいコーヒー学―工学屋が探求する焙煎・抽出・粉砕・鑑定etc.
- 作者: 広瀬幸雄
- 出版社/メーカー: 旭屋出版
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
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(8) なるほどコーヒー学