地域を拠点とする珈琲屋だから供給できる「煎りたて、新鮮な」スペシャリティー(orグルメ)コーヒーですが、高付加価値で成長が見込めるコーヒーの有望ニッチ市場なのだと感じています。
コーヒー市場占有率で世界第1位と第2位を占めるネスレとJABが、相次いでスペシャリティーコーヒー市場のトップランナーたちを傘下に収めているわけですから、そのように考えても何ら不自然では無いのだと思います。
アメリカのレストラン業界は、付加価値の高い「煎りたて、新鮮な焙煎コーヒー豆」に注目していて、実際に、「煎りたて、新鮮な焙煎コーヒー豆」で淹れるコーヒーをメニューに載せるレストランが増加傾向にあるようです。
例えば、雑貨屋さん兼ファミリーレストランのCracker Barrel Old Country Store(クラッカーバレルオールドカントリーストアー)は、付加価値の高い「煎りたて、新鮮な」スペシャリティー(orグルメ)コーヒーに注目している飲食店チェーン企業なのだと思います。
日本でもハンバーグレストランの「びっくりドンキー」が、自家焙煎した「煎りたて、新鮮な」スペシャリティー(orグルメ)コーヒー豆を使って淹れたコーヒーを提供しています。
「煎りたて、新鮮な」スペシャリティーコーヒー市場の占有率は、アメリカ(北米大陸)で10%未満だと言われているので、日本での占有率は、その3分の1以下くらいだろうと推測しています。
ということで、今後、レストランや喫茶店のメニューに「煎りたて、新鮮な」スペシャリティーコーヒーが掲載されるようになれば、家庭向け市場も含めて相当な成長が見込める市場だと考えています。
21世紀に入ってからの北米大陸のコーヒー消費市場ですが、サードウェーブコーヒーがけん引するスペシャリティーコーヒーの市場が成長を続けています。
北米大陸だけでなくて欧州大陸でも同じで、スペシャリティーコーヒーの市場が成長を続けています。
日本も同じで、2010年代に入ってから、スペシャリティーコーヒーの市場が成長を続けています。
スペシャリテイーコーヒーの市場は、成長を続けていて参入障壁の比較的に低いコーヒー市場ですから、このスペシャリティーコーヒー市場に挑戦する若い人たちが目立っています。
そして、若い人たちが注目して参入して来るコーヒー市場ですから、それが、スペシャリティーコーヒー市場の成長に拍車をかけているように感じられます。