アメリカで発行されているコーヒー豆焙煎屋さん向け各月刊誌ローストマガジンが、2005年から毎年実施している、その年に最も注目された北米のコーヒー豆焙煎屋さんを表彰する催しですが、今年(2016年)も募集が始まったようです。
(Daily coffee news から引用しています)
サードウェーブコーヒーの御三家、「カウンターカルチャーコーヒー」、「スタンプタウンコーヒー」、「インテリジェンシアコーヒー」も、この競技会に参加して受賞しています。
Daily coffee newsの記事によると、過去にRoaster of the Year を受賞したコーヒー豆焙煎屋さんは以下のとおりです。
2005年 優勝/Counter Culture Coffee 準優勝/Taylor Maid Farms
2006年 優勝/Stumptown Coffee Roasters
準優勝/Intelligentsia Coffee and Tea と Dillanos Coffee Roasters
2007年からは、マイクロロースターの部とマクロロースター(ラージロースター)の部に分かれて賞を授与るようになったみたいです。
2007年 マイクロ/Metropolis Coffee Co.
マクロ/Intelligentsia
2008年 マイクロ/Higher Ground Roasters
マクロ/Zoka Coffee Roasters
2009年 マイクロ/Coffee Klatch
マクロ/PT’s Coffee Roasting Co.
2010年 マイクロ/Kickapoo Coffee
マクロ/Equator Estates Coffee
2011年 マイクロ/Conscious Coffees
マクロ/Dillanos Coffee Roasters
2012年 マイクロ/Bird Rock Coffee Roasters
マクロ/Portland Coffee Roasting
2013年 マイクロ/Olympia Coffee Roasting Company
マクロ/Gimme! Coffee
2014年 マイクロ/Pilot Coffee Roasters
マクロ/Coda Coffee Company
2015年 マイクロ/Portola Coffee Lab
マクロ/Reunion Island Coffee Roasters
追記/2020年8月9日
2010年代の中頃から、日本でも、焙煎コンテストなどが催されているようです。
コーヒー関係のコンテストで優勝することの宣伝効果は抜群で、数多くのマスコミに取りあげられるので、それにコンテスト優勝という勲章が消費者に信頼をもたらしてくれるので、あっという間に人気店の座を手に入れられるようです。
しかし、コンテストで優勝できる珈琲屋さんは、ごく少数です。大多数の珈琲屋さんは、コツコツと時間を費やしてブランドを構築して行くしか方法がありません。
ちなみに、年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が2人だけで運営しているエカワ珈琲店は、日本の田舎町の小さなコーヒー豆自家焙煎店ですから、それに、店主夫婦は高齢ですから、珈琲のコンテストには全く興味がありません。