【珈琲物語】年老いた珈琲豆焙煎屋の珈琲物語

年老いた珈琲豆焙煎屋は、連れ合いと2人だけで零細生業パパママ規模のコーヒー豆自家焙煎店を和歌山市で営んでいます。その店の屋号は「エカワ珈琲店」です。そのエカワ珈琲店が発信しているコーヒーストリーを楽しんで頂けたら幸いです

営業の神様が闊歩していた時代から、ブランドが闊歩する時代へ様変わりしている

1980年代の中頃を頂点として、喫茶店ビジネスの衰退がはじまりました。

喫茶店ビジネスの成長と同期して成長を続けていた業務卸専門のコーヒー豆焙煎事業者は、1990年代に入ると、喫茶店向け業務卸の減少分をカバーするために、それまで営業の対象外だった小規模なビジネスホテルやカラオケ喫茶・オフィスなどにも営業攻勢をかけてきました。

www.ekawacoffee.work

 

1990年代のエカワ珈琲店は、主にオフィスへの自家焙煎コーヒー豆配達で稼いでいて、それにプラスして、小規模なビジネスホテルや旅館、カラオケ喫茶にも自家焙煎コーヒー豆を配達販売していました。

喫茶店やレストラン・食堂などには相手にしてもらえ無いということで、喫茶店向け業務卸を得意とするコーヒー豆焙煎事業者(ロースター)が関心を持っていない領域で焙煎コーヒー豆を商っていたわけです。

www.ekawacoffee.work

 

中規模の業務卸系コーヒー豆焙煎企業には、「営業の神様」的な人がいます。

その「営業の神様」の手にかかると、年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が2人だけで細々と営んでいるコーヒー豆自家焙煎店「エカワ珈琲店」の得意先など簡単に奪われてしまいます。

中規模の業務卸系コーヒー豆焙煎企業(ロースター)の社長さんが、業界新聞のインタビューで「コーヒー豆自家焙煎店には営業力が無い」と語っていたのも当たり前だったわけです。

そんなこんなで、2000年代の半ばには、エカワ珈琲店の得意先の大半は、「営業の神様」や人海戦術とサービスを駆使する、オフィスコーヒー専門会社や業務卸系の珈琲会社(ロースター)に奪われてしまいました。

 

最近の中小規模の焙煎コーヒー豆業務卸系コーヒー豆焙煎会社ですが、大手・中堅のコーヒー豆焙煎企業の攻勢に対抗することができず、あるいは、コーヒー豆自家焙煎店のブランドに対抗することができず業績が下降線を描き始めていると、年老いた珈琲豆焙煎屋は感じています。

中規模コーヒー豆焙煎会社の「営業の神様」的な人が突然退職して、以前のお客さんがエカワ珈琲店に戻って来るという状況に遭遇したりすると、そのように感じるわけです。

日本のコーヒー業界ですが、喫茶・飲食向け業務卸やオフィスコーヒーサービスを含めて、属人営業や人海戦術を駆使する営業が通用しなくなっているのだと思います。

コーヒービジネスの中心が、営業の神様が闊歩する時代からブランドが闊歩する時代へと変化し始めているように感じられます。

www.ekawacoffee.work