スターバックスコーヒーは、シアトル、ニューヨーク、シカゴ、ポートランドなどの都市部の店で、水出しコーヒー「Nitro Cold Brew」の販売を開始すると発表しています。夏の終わりころまでには、スターバックスの約500店舗で水出しコーヒー「Nitro Cold Brew」を販売できるようになるとのことです。
アメリカでは、過去10年間でアイスコーヒーの消費量が、約80%も増加していて、特に水出しコーヒーは、2010年から2015年の5年間で消費量が3.5倍と驚異的に伸びていると報道されています。
昨年(2015年)、スタンプタウンコーヒーが、窒素入り水出しコーヒーの缶コーヒーを販売して好評を博しています。
スターバックスコーヒーの窒素入り水出しコーヒー「Nitro Cold Brew」は、生ビールのようにアイスコーヒーをカップに注ぐようです。
スターバックスコーヒーのニュースルームでは、一般的なアイスコーヒーと比べて、濃厚ですが滑らかなアイスコーヒーが出来上がると説明しています。
この生ビール(ドラフトビール)のようなアイスコーヒーですが、日本でも提供しているところがあるようです。
年老いた珈琲豆焙煎屋が住む和歌山市でも、和歌山城近くのホテルで提供されているそうです。
1台数十万円の窒素入りアイスコーヒーの保存製造装置は、大手コーヒーメーカーからのレンタルということですから、コーヒーを大量消費する業務卸については体力勝負の世界になって来ているのだと思います。
【追記/2020年9月19日】
高価な保存製造装置を貸与してもらっても、それなりの訓練をしなければ使いこなせないわけですから、1か月もしないうちに、生ビール(ドラフトビール)のようなアイスコーヒーの提供は取りやめになったという話を聞きました。
2020年の夏、 生ビール(ドラフトビール)のようなアイスコーヒーの話は、あまり聞こえてきません。新型コロナウィルス禍の影響なのかもしれません。