アメリカ合衆国の比較的生活に余裕のある人たちをターゲットに成長を続けているのが、食品スーパーのホールフーズです。
そのホールフーズが、この9月(2015年)から、1杯1ドル75セントで販売しているアレグロコーヒーの焙煎コーヒー豆を使って淹れたコーヒーを、25セントで楽しめるというキャンペーンを実施しています。
ホールフーズは、地域の小規模なコーヒー豆焙煎屋さんの焙煎コーヒー豆を取り扱うなど、特別(スペシャリティー)な食品・食材を得意とする食品スーパーなのだと理解しています。
ホールフーズでは、コーヒーが、集客の目玉商品となっているのもしれません。
もしかしたら、インストアーコーヒー、コーヒー豆の店頭焙煎と、様々なコーヒー戦略を検討しているのかもしれません。
日本にも、食品スーパーのインストアーコーヒーは当たり前で、食品スーパーの商品棚には、地域のコーヒー豆焙煎屋さんの賞味期間の短い(1か月くらいの)焙煎コーヒー豆が並んでいるという時代が、もうすぐやって来るかもしれません。
もしかしたら、高級食品スーパーなら、零細小規模、あるいは中規模なコーヒー豆焙煎屋さんとのコラボで、コーヒー豆の店頭焙煎やカフェの運営を実施する店も登場するかもしれません。
アメリカのコーヒー事情を観察していると、日本の新しいコーヒーブームですが、喫茶店やカフェを起点として全国に拡散して行くとは限らないと考えるようになって来ます。
コーヒーのテイクアウト販売は、全国展開しているコンビニエンスストアーが日本全体に拡散させてくれました。
もしかしたら、新しいコーヒーブームは、地域で広く展開している、あるいは、全国展開している中堅スーパーや大手スーパー(ショッピングモール)が、日本全体に拡散させてくれるかもしれません。
現在(2015年)の日本ですが、新しいコーヒーブームがやって来ているのだと思います。
地方の町で自家焙煎コーヒー豆小売商売を開始して20数年の零細でロートルなコーヒー豆焙煎屋が、そのように感じているわけですから、相当に高い確率で、新しいコーヒーブームが到来しているのだと思います。
新しいコーヒーブームの担い手は、間違いなく、コーヒービジネスに希望を見出している若い人たちなのだと思います。
最近のコーヒーブームの影響で、コーヒービジネスに挑戦する若い人(エカワ珈琲店店主の子供くらいの世代)たちとも、知り合いになることができました。
彼ら、彼女らは、ロートルな珈琲屋には、考えつかないような珈琲商売を実行します。
ロートルな珈琲屋には、思いつくことも無い珈琲商売ですから、とてもかないません。
若い人たちと競争をしても、勝てる見込みは無いのだと確信しています。
ということで、ロートルな珈琲屋でも可能な、というよりも、ロートルな珈琲屋だからできる珈琲商売を思いつきました。
ロートルな珈琲屋の経験・知識・技術を小売り販売するビジネスです。