年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

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ブルーボトルコーヒーがホールセールから撤退、2015年7月発表のニュース

アメリカで発生したサードウェーブコーヒーの流れに乗って急成長したブルーボトルコーヒー(Blue Bottle Coffee)が、焙煎コーヒー豆のホールセール(業務卸)から撤退するというニュースが伝わって来たのは、2015年7月のことです。

年老いた珈琲豆焙煎屋は、このニュースにビックリしてしまいました。サードウェーブコーヒーの本質は、地域ロースターの焙煎コーヒー豆業務卸にあると理解していたわけですから。

ブルボトルコーヒーが焙煎コーヒー豆のホールセール(業務卸)から撤退する理由は、自分たちのブランドイメージを守るためだと発表されていました。

 

消費者に提供するコーヒーの始まりから終了までの全段階をコントロールすることで、ブルボトルコーヒーのブランドイメージを維持・上昇させるには、全ての段階を自分たちで完結させる必要があると、ブルーボトルコーヒーの創業者フリーマン(Freeman)氏は考えたようです。

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ちなみに、スターバックスコーヒーは、コーヒーの始まりから終了までの全段階をコントロールしているコーヒーブランドです。ブルーボトルコーヒーも、その路線を歩むことになるのかもしれません。

 

経済雑誌のインタビューで、次のように話しています。

「ホールセール(卸売り業務)よりも小売業務の方が、はるかに多くの資金が必要になると思います。」

「しかし、より素晴らしいコーヒーを提供するには、消費者にコーヒーを提供するまでの全ての段階をブルボトルコーヒーが把握する必要があります。」

 

当時、ブルーボトルコーヒーは、ファンドを通じて多額の資金を調達していて、日本の喫茶店市場への進出も視野に入っていたと年老いた珈琲豆焙煎屋は想像します。

多額の資金を持っていて、日本の喫茶店市場を視野に入れていたわけですから、競争の厳しいアメリカで、焙煎コーヒー豆のホールセール(業務卸)から撤退するという決断をしたのかもしれません。

 

アメリカの独立系の喫茶店・飲食店は、コーヒー企業にコントロールされるのを好まない傾向にあるわけですから、コーヒー企業が自我を押し通そうとすれば、ブルボトルコーヒーの決断は正解だと思います。

コーヒーブランドが生産性の高さを維持しながら成長を続けるには、ブランドイメージが強力な武器になるわけですから。

 

独立系の喫茶店、飲食店、パン屋さんやケーキ屋さん、サンドウィッチ屋さんやホットドック屋さん、ドーナツ屋さんや食料品店、散髪屋さんや美容室さんなどに焙煎コーヒー豆を供給する役割が、ラージロースターと呼ばれているある程度の規模のコーヒーロースターから、マイクロロースターと呼ばれているそれほど規模の大きくないコーヒーロースターにシフトして行くのかもしれません。