京都が本拠の中堅ロースター小川珈琲が、２０１５年５月２２日、ボストンのミルクストリートに喫茶店を出店しました。
日本の古都(京都)を本拠とする珈琲会社がアメリカに喫茶店を出店したということで、アメリカのコーヒー愛好家の人たちの間で話題になっていると、アメリカのマスコミが報じています。
カルフォルニアのブルーボトルコーヒー、ニューヨークのゴリラコーヒーと、アメリカの珈琲屋さんたちの日本進出が話題になっていますが、日本のコーヒー文化に対するアメリカのコーヒー愛好家の人たちの評価は相当に高いようです。
日本の珈琲屋さんが初めてアメリカに喫茶店を出店
日本の珈琲屋さんんが、アメリカで初めて喫茶店を出店するとあって、アメリカの珈琲好きの人たちの注目を相当に集めているようです。
小川珈琲は、昭和２７年(１９５２年)創業の京都の老舗コーヒー企業ということでも、アメリカのコーヒー愛好家の人たちの注目を集めたのかもしれません。
また、小川珈琲がボストンに出店した喫茶店の、日本的なメニューにも注目が集まっていて、特に、モーニングサービスに興味を持つ人が多いとも報じられています。
【注】このブログ記事に掲載している２枚の写真は、Ogawa Coffee USAから引用しています。
デイリィーコーヒーニュース(Daily Coffee News)の記事からは
デイリーコーヒーニュースの記事からは、小川珈琲がボストンに出店した喫茶店に対する高い注目度を感じることができます。
日本の中堅ロースター小川珈琲のボストン進出に関するデイリーコーヒーニュースの記事やフェイスブックのOgawa Coffee USAを観察していると、日本のコーヒー業界でも大きな地殻変動が発生するのかもしれないという予感みたいなものが沸き上がってきます。その地殻変動は、徐々に徐々に始まっているような気がしています。
コーヒー業界に地殻変動が発生すれば
日本のコーヒー業界に大きな地殻変動が発生して、大手中堅コーヒー企業が、エカワ珈琲店のような零細生業パパママ規模の自家焙煎コーヒー豆小売店など構っているゆとりが無くなれば、もう一度、昔ながらの地域密着型コーヒー豆自家焙煎店の商売を復活させることができるかもしれません。
そうなれば、零細生業でロートルな自家焙煎コーヒー豆小売店も、相当に面白い商売を営めるようになるかもしれません。
考えて見れば、UCCコーヒーやキーコーヒーなど大手コーヒー企業よりも体力が弱い中堅コーヒー企業が生き残るには、積極的なブランディングやマーケティングは欠かせないはずです。珈琲の世界では、ブランドが闊歩しているわけですから。
そして、中堅コーヒー企業の活躍無くして、日本のコーヒー業界に地殻変動が発生するはずがありません。
ということで、小川珈琲のボストンでの喫茶店経営が成功するのを、密かに期待している年老いた珈琲豆焙煎屋です。
