ロサンゼルスの小さなコーヒー豆焙煎屋さんが、ジェラテリア・ウリ(Gelateria Uli)というアイスクリーム屋さんの一角に、期間限定の喫茶店をオープンしたというニュースが流れて来ています。
手作りのアイスクリーム屋さんと手作りのコーヒー豆焙煎屋さんが、期間限定でコラボカフェを出店するというニュースだと、エカワ珈琲店は解釈しています。
コラボ出店する小さな焙煎屋さんの名前はCompelling&Rich で、主に、ロサンゼルス周辺の飲食店・食品店に焙煎コーヒー豆を販売する商売をしているようです。
ジェラテリア・ウリ(Gelateria Uli)内の喫茶スペースでは、Compelling&Rich の経営者が焙煎したコーヒー豆だけでなくて、同業のロサンゼルスの小規模なバッチロースターの焙煎コーヒー豆や、ノルウェーの有名自家焙煎店の焙煎コーヒー豆も使用するそうです。
小規模なコーヒー豆焙煎屋さんが、マルチロースターモデルの喫茶店を期間限定で出店するという面白い試みなのだと解釈しています。
分子ガストロノミー的な創造性を発揮して、クラフトカクテルと同じような発想で、お客さんの提案にできるだけ応えるクラフトコーヒーメニューも売り物の一つになっているようです。
バリスタのあり方ですが、アメリカでは、相当に高度な食品加工の知識と技術が要求される時代に向かいつつあるのかもしれません。
クラフトドーナツ、クラフトビール、クラフトカクテルと、アメリカではクラフト(手作り)フードやクラフト(手作り)ドリンクが、静かなブームになっているのだと思います。
近い将来、日本にも、そのブームがやって来る可能性もあります。
クラフトフーズやクラフトドリンクの世界では、名人と言われている人たちの技術の継承や物まねではなくて、作り手の創造の部分が重視されているのだと思います。
だから、分子ガストロノミーなのかもしれません。
もうすぐ、コーヒーの世界でも、分子ガストロノミー的な創造性が必要な時代がやって来るのかもしれません。
ということで、『 料理と科学のおいしい出会い: 分子調理が食の常識を変える (DOJIN選書)』を、早速、アマゾンで購入して、分子ガストロノミーの勉強をすることにしました。

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