年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

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喫茶店のコンセブトは自家焙煎とローカル

アメリカでは、「経済のグローバル化がローカル経済を活性化させる」という法則が現実化しているのかもしれません。

アメリカの地方都市には、人気のサードウェーブコーヒーハウス(third-wave coffee houses)を起業する人たちが数多くがいて、ローカルフードムーブメント(local food movements)の追い風を受けて、オンラインショッピング等で順調に業績を伸ばしているというニュースが伝わって来ています。

 

最近、好調を維持していて、その数が増殖しているアメリカのサードウェーブコーヒーハウスの基本的なコンセプトは、『ローカル』なのかもしれないと考えるようになっています。

地元で焙煎加工した「煎り立て、新鮮、香りの良い焙煎コーヒー豆」を提供することで、お客さんの支持を受けているわけですから、当然のことなのかもしれません。

 

日本の地方の町の自家焙煎コーヒー豆小売専門店であるエカワ珈琲店ですが、コーヒー豆の自家焙煎を開始して20数年が経過しているのに、「順調」という言葉とは程遠い商売を営んできました。

 もしかしたら、エカワ珈琲店は『ローカル』という概念を誤って解釈していたのかもしれません。

 

アメリカのサードウェーブコーヒーハウスの代表格「ブルーボトルコーヒー」が、来年の2月、日本にやってきます。

 ブルーボトルコーヒーは、日本1号店を2015年2月、東京の清澄白河に、3月に青山に店舗をオープンする。アメリカ本社が10月1日、発表した。

(huffingtonpost.jp/ブルーボトルコーヒーってどんな・・・)

 

日本でブルーボトルコーヒーが、どのような商売をするのかわかりませんが、アメリカでは、「煎り立て、新鮮、香りの良いコーヒー豆」に対する『ローカル需要』に応えることで業績を伸ばしてきたのだと推測しています。

 

「煎り立て、新鮮、香りの良い自家焙煎のコーヒー豆」でローカル(地域)需要に応えるというコンセプトですが、日本の個人経営の喫茶店(自家焙煎)でも活用できるコンセプトなのかもしれません。

ローカルの飲食店・食料品店・小規模ホテル(旅館)などをターゲットとするホールセール(業務卸)は、アメリカのサードウェーブコーヒーハウスの成長を支えている基本的な業務なのだと思います。