喫茶店という業態ですが、日本独自の業態だと、何かの本で読んだことがあります。
その喫茶店の一業態で、1970年代から80年代前半に隆盛を誇ったのが珈琲専門店です。
1970年代に登場した珈琲専門店は、不特定多数のお客さんではなくて、特定の常連客をターゲットにしていました。
ですから、珈琲専門店と純喫茶店を比較すれば、コストパフォーマンスが全く違っています。
珈琲専門店は純喫茶店よりも、相当に少ない資金で出店が可能で、小規模な珈琲専門店なら、夫婦2人で充分に経営できます。
それに、お客さんの滞店時間も、純喫茶店と比較すると極端に短かったので、効率は抜群でした。
個人経営の純喫茶店が、お客さんの過剰な勝って気ままにいちいち対応していれば採算割れになってしまいます。それが、純喫茶店が衰退した一番の理由なのだと考えています。
純喫茶店と違って、珈琲専門店は、個人で経営するのなら、理想的な喫茶店の形だと思います。
珈琲専門店の衰退理由は、経営者が、主力商品であるコーヒーを大事にしなかったからで、それが、店の応援団の離反を招いたのだと考えています。
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