年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

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スターバックスがいかに私の人生を救ったか

アメリカの有名大学、エール大学を卒業して、広告会社に就職して、年収千数百万円を得ていた人が、53歳のときリストラ解雇されて、その後、離婚を経験して、大病を患い、地獄の10年間を過ごした後、63歳のときに、ニューヨークの下町を彷徨っていて、たまたまコーヒーを飲みに入ったスターバックスで店長にスカウトされて、スターバックスで働くこととなった68歳の男性の日記がアメリカでベストセラーとなったのは2009年のことです。

 

マイケル・ケーツ・ギル(68歳)さんの『スターバックスがいかに私の人生を救ったか』という著作で、副題は「恵まれた男が市井にもまれる」だそうです。

 

この本の著者(ギルさん)ですが、出版した本がベストセラーになって、講演の依頼が増加したそうですが、広告会社に勤務していた時代のような華やかな生活に戻りたいとは考えていないということです。

「一杯のコーヒーを通じて、人に喜ばれる生活」、そのようなささやかな生活に満足感を味わって行きたいと語っています。

 

彼は、「物質的な豊かさが幸せではなくて、そのようなモノから自由になることが幸せ」だと新聞社の取材に答えています。

その彼の著作がベストセラーになったわけですから、成功物語ではなくて、日常生活での満足を求める時代が、海の向こうのアメリカで始まりつつあるのかもしれません。

 

アメリカのスターバックスですが、成功を求める人たちに「リラックスする場所」を提供するスターバックス成功物語の時代が終了して、日々の生活の延長として存在するスターバックスの時代に転換しつつあるのかもしれません。

 

アメリカの人たちの生活様式が変化すれば、スターバックスも変化すること無しに生き残れないということかもしれません。

アメリカが変化すれば日本も変化するのが、これまでの常ですから、日本でも、○○珈琲店成功物語の時代が終了して、日常生活の中に存在する○○珈琲店の時代に変化していくのだと考えています。