「激しくウオルマートなアメリカ小売業ブログ」の2013年10月15日付けエントリー記事、『コンビニ・コーヒー戦争よりシングルサーブ用コーヒーが熱くなる?』によると、キューリングコーヒーシステムで飲むコーヒーが急成長しているようです。
アメリカではシングルサーブ用コーヒーメーカーとKカップを購入して、自宅でコーヒーを抽出して飲む消費者が増加傾向にあるとのことです。
シングル・サーブ・コーヒー(Single-Serve coffee)市場は2011年の10億ドルから昨年(2012年)は18億ドルと82%も増加していて、2016年に50億ドル市場に成長すると予想されています。
グリーンマウンテンコーヒーロースター社の持つKカップの特許が昨年(2012年)の9月に切れたことで、市場への参入者が増加して価格が低下傾向にあるのが理由なのかもしれません。
近い将来、日本でも、コーヒーメーカーについては1杯用コーヒーメーカーの時代がやって来るのかもしれません。
そうなると、シングルサーブ用カップの製造能力を持つ大手中堅のコーヒー企業や販売能力の高い大手中堅小売事業者だけが参加できるコモディティーな市場となる可能性がありますから、小規模零細な自家焙煎コーヒー店(エカワ珈琲店のような)は、ただ傍観しているだけとなってしまうのかもしれません。
などと考えてしまうのですが、ちょっとgoogleで「Single-Serve coffee」を検索すると、コミュニティー市場向け商品も存在しているのが理解できます。
近い将来、日本でも1杯用コーヒーメーカーの人気が高くなって、アメリカと同じような価格でKカップ詰め替え用フィルターを購入できる時代がくるかもしれません。
追記/2016年10月14日
シングルサーブコーヒー市場は、基本的に、「コーヒー第1の波/ファーストウェーブコーヒー」系企業の市場なのだとエカワ珈琲店は考えています。
「コーヒー第2の波/セカンドウェーブコーヒー」系企業も、シングルサーブコーヒー市場に参入しています。
でも、「コーヒー第3の波/サードウェーブコーヒー」には、シングルサーブコーヒー市場は似合わないような気がします。