年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

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フォーマルな経済と補完経済

経済活動には、フォーマルな経済活動(正式な経済活動)と補完的な経済活動があるそうです。

何らかの競争が存在する市場での経済活動は、間違いなくフォーマルな経済活動ということになります。

これに対して、非市場的で競争が存在するとしてもほんの少しだけという経済活動などが、補完的な経済活動なのだと思います。

 

経済の統計に常時登場するのがフォーマル経済の数値で、なかなか統計に登場してこないのが補完経済の数値です。

そして、日本のフォーマル経済の世界では、供給が需要を上回っているので、商品を売りさばくためには、売るためのマーケティング活動が必要になるわけです。

そこで、マーケティング・コンセプトの考え方が脚光を浴びることになります。

 

あのコトラーは、「選択した標的市場に対して、競合他社よりも効果的に顧客価値を生み出して、供給して、コミュニケーションすることが企業目標を達成するカギとなるという考え方」がマーケティングコンセプトだと定義しています。

ようするに、『作ったモノを売るのではなくて、売れるモノを作る』ということなのだと思います。

そのためには、綿密な市場調査が必要で、市場の細分化(segmentation)、市場での目標設定(targeting)、市場での位置取り(positioning)の3つ、略して商品のSTPを定める必要があるのだそうです。

 

そこで、零細生業の自営業者です。

生業商売は、21世紀の日本においては、フォーマル経済の僅かな隙間か補完経済の領域でしか成り立たない商売になっています。

零細生業の自営業者が、綿密な市場調査やSTPを駆使することなど、絶対に不可能ですから、当然の事なのだと思います。ですから、零細生業の自営業者が、間違ってフォーマル経済の真ん中部分で棲息する企業の真似事などをすると、存亡の危機を経験したりするのだと思います。

 

ということで、我がエカワ珈琲店は零細生業の自営業者ですから、フォーマル経済の真ん中部分ではなくて、それを補完する補完経済の世界とフォーマル経済の隙間部分で、細々と何年も何年も商売を営んで行けたらと考えている今日この頃です。

零細生業の自営業者を20年近くも続けている還暦過ぎの商売人が、厳しい競争の存在するフォーマル経済の真ん中部分で商売を営むことなど、無謀以外の何者でもないわけですから。

 

でも、考えて見れば、グローバル経済の時代の先進国の雇用ですが、相当程度の部分を補完的な経済活動の領域に依存する必要があるのだと思います。

そうでなければ、生産性の高くなった先進国経済の雇用不足問題を解決するのは不可能だと思います。