当ブログの珈琲関係記事以外の記事は、一部記事を除いて削除しました。メインブログの『年金だけでは食べて行けないので』に再掲載して行く予定です。

先行逃げ切り

焙煎してからそれほど時間の経過していない香りの良いコーヒー豆を、直接、店頭・配達にてお客様に小売販売する商売を、初めて和歌山市で大々的に始めたのは我がエカワ珈琲店です。

商売を開始した頃、新聞に特売チラシを定期的に折込むことで、エカワ珈琲店の利用客を増やして行きました。

エカワ珈琲店が始めたのは、「自家焙煎コーヒー豆の小売販売」という商売ですが、当時、自家焙煎コーヒー豆小売店の基本的な型など存在していません。

 

自家焙煎コーヒー豆小売店に対する需要があるのか無いのか手探り状態の中、無我夢中で商売を営んでいました。

その甲斐あって、最初の頃は、競争相手もほとんど存在しないという状況のもと、エカワ珈琲店の経営は順調に推移していました。

 

その後、年を追うごとに競合が厳しくなって行き、エカワ珈琲店の経営もジリ貧となって行きました。ジリ貧状態ですが、現在も続いています。でも、何とかエカワ珈琲店の経営は成り立っています。

 

何故なのか、その理由は簡単明瞭です。

エカワ珈琲店が、自家焙煎コーヒー豆の小売販売を、初めて、和歌山市にて大々的に開始したコーヒー屋だからです。

最初の頃に貯えた財産を食いつぶしていくことで、エカワ珈琲店の経営が何とか成り立っているのだと思います。

 

そこで、教訓です。

零細生業の商売人は、誰かの後追い商売をするよりも、何か新しい商売をするに限ります。

確実に需要が存在する市場に新規参入をして、その市場でそれなりの成果を得るには相当な努力が必要です。

しかし、需要が有るか無いか判別できない市場に参入するのは、競争相手がほとんど存在しないわけですから、比較的に簡単です。

 

資本力も営業力も無い零細生業の商売人は、知恵と小回りの利く行動力を生かした新しい商売で勝負するのが一番簡単なのだと思います。

新しい商売に全力を投入して、将来やって来るだろう新規参入者に対して、一歩でも二歩でもリードしておくべきだと思います。

 

エカワ珈琲店の場合、そのリードが利益の源となって、ジリ貧の続く10数年間を支えてくれています。

考えて見れば、成長を続けている若い企業は、市場に強力な新規参入者が登場するまでに、できるだけリードを作っておくという商売をしています。

 

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