年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

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脱オフィスコーヒーの時代へ、オフィスコーヒー離れが静かに進行している

徐々に、そして静かに、オフィスコーヒーサービス離れが進行しているのだと思います。

オフィスコーヒーサービスのコーヒーでは満足できないからと、自宅からコーヒーをポットに入れて持参するビジネスパーソンが増えています。

 

年老いた珈琲豆焙煎屋は、和歌山市のビジネス街で、連れ合いと二人だけで零細生業規模のコーヒー豆自家焙煎店を営んでいます。

人口30数万人の地方都市で珈琲商売を営んでいても、オフィスコーヒーサービス離れが進行していると感じているわけですから、都会では、これまでのようなオフィスコーヒーサービス商売は、ほぼ終了しつつあるのだろうと推測しています。

www.ekawacoffee.work

 

オフィスコーヒーサービスは、珈琲屋が無料でコーヒー抽出機器をレンタルして、コーヒーを定期的に購入してもらう商売です。

コーヒーを淹れる作業も、コーヒー抽出機器のメンテナンス(洗浄作業)も、オフィスで働いている誰かが負担しなければなりません。

自分たちでコーヒー抽出マシンの世話をするのが面倒だということで、業者の設置・管理するコーヒー自動販売機に全面的に依存することにした事業所もあります。

 

コーヒーの香味にそれほどの違いが無いのだとしたら、手間を必要としない方法を選択するのはごく自然なのだと思います。

それに、オフィスコーヒーサービスと違ってコーヒー自動販売機なら、場所代という収入が事業所に入ってきます。

 

オフィスコーヒーサービスを導入しているオフィスで、会社の経費ではなくて働いている人たちが自費で支払っている場合、コーヒーの香味や価格に対する不満も出てきます。

で、時々、オフィスコーヒーサービスの抽出機器を使いながら、新鮮で香味が良くて価格の安い自家焙煎コーヒー豆を、近所のコーヒー豆自家焙煎店で購入したりすることになります。

そして、それがエスカレートすると、オフィスコーヒーサービスを解約して、自分たちでコーヒーメーカー(コーヒーの抽出機械)を電機屋さんで購入して、コーヒー豆自家焙煎店で購入するようになったりします。

 

21世紀に入ってから、ある程度以上の規模を持つ事業所を取り巻く環境が大きく変化としていて、働き方やコストに対する意識が敏感になっているわけですから、合理性を考えれば、そろそろオフィスコーヒーサービス離れが始まっても不思議では無いと思います。

都会のビジネス街はもちろんですが、地方都市のビジネス街でもテイクアウトコーヒーを簡単に購入できます。

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