客がコーヒーをレジで受け取るセルフコーヒー型店舗としては、ドトールコーヒー(約1100店舗)、スターバックスコーヒー(約950店舗)が目立ちます。しかし、店舗数最大のマクドナルド(約3300店舗)やコンビニチェーンもセルフコーヒーの分野で頑張っているように感じられます。
コンビニ大手のサークルKサンクスが、もうすぐマクドナルドを抜いて、客が注文して自分で受け取るセルフコーヒーの店舗数で日本一となる見通しになったことが、この(2011年)12月13日に判明しました。
(2011年/Yohooニュース、時事通信)
サンクスは、オフィス街や繁華街を中心に展開していたセルフコーヒーのシステムを幹線道路沿いの店舗にも拡大して、2011年11月末には約3200店舗で導入を完了しています。
今月(2011年12月)中には、取り扱い店舗を3500店舗に拡大して、最終的には約6200店舗のサンクス全店にセルフコーヒーのシステムを導入する予定だとあります。
コーヒーが主力の喫茶店業界も、そろそろ面白い時代に突入しようとしているのかもしれません。セルフコーヒーが、働く人たちのライフスタイルとして定着すれば、地方の町のビジネス街に位置する珈琲豆焙煎屋も面白い商売を営めるかもしれません。
その昔、日本の喫茶店の全盛時代、ビジネス街の喫茶店は、朝の早くからお客さんで溢れていました。それが、オフィスコーヒーサービスに取って代わられ、現在のビジネス街のコーヒー需要は、オフィスコーヒーサービス全盛です。
近い将来、セルフコーヒー型喫茶店が、ビジネス街のコーヒー需要のある程度の部分をカバーする時代がやって来る可能性があると年老いた珈琲豆焙煎屋は考えています。アメリカは、もうすでに、そのような状況になっているようですから。
地方の町のビジネス街に位置する年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が営んでいるパパママ経営のコーヒー豆自家焙煎店にも、面白いコーヒー商売が営める時代が、もうそこまでやって来ているのかもしれません。