年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

コーヒー情報記事を専門にエントリーしているブログです。年老いた珈琲豆焙煎屋の稼ぎ頭のブログです。

珈琲ビジネス

冷たいコーヒー(アイスコーヒー)がコーヒー業界を変えて行く

その昔(21世紀の初めの頃くらいまで)、アイスコーヒーは、夏場にだけ販売されている飲み物で、ホットコーヒーの需要が減少する夏場の代替飲料の地位にありました。 現在のアイスコーヒー(冷たいコーヒー)は、ホットコーヒーとは別のカテゴリーの商品になっ…

コーヒー消費市場の今後に関する考察

2017年の日本のコーヒー消費市場規模は、消費者購入ベースで2兆9000億円に達した模様で、日本のコーヒー業界は好況を謳歌しています。 でも、商売下手の年老いた珈琲豆焙煎屋は、好況を謳歌しているという実感はありません。 地方都市の小さなパパ…

日本とアメリカのコーヒー業界におけるコーヒーの波、ファーストウェーブコーヒーとセカンドウェーブコーヒーとサードウェーブコーヒー

大量生産・大量消費型のアメリカのコーヒー豆焙煎企業は、オートメーション化された大規模工場の稼働率を維持する必要から、スーパーマーケットの棚スペースの取り合いをしているのだと思います。

コーヒー第3の波のトップランナーたちの軌跡

年老いた珈琲豆焙煎屋、がサードウェーブコーヒー(コーヒー第3の波)という言葉を初めて知ったのは、日経MJの特集記事(2010年7月30日の特集記事)を読んだ時でした。 当時、アメリカでサードウェーブコーヒー系コーヒー会社の活躍が話題になっていたの…

スペシャリティーコーヒー市場の将来性

地域を拠点とする珈琲屋だから供給できる「煎りたて、新鮮な」スペシャリティー(orグルメ)コーヒーですが、高付加価値で成長が見込めるコーヒーの有望ニッチ市場なのだと思います。

スターバックスコーヒーがやって来た

1996年8月、スターバックスの日本進出1号店が東京・銀座に開店して、日本におけるスターバックスフィーバーが始まります。日本進出の何年も前から注目されていたので、コーヒー業界の人間なら、その名前を誰もが知っていました。

喫茶店の日

4月13日は、「喫茶店の日」なのだそうです。 「喫茶店の日」は、総務省統計局のホームページ「なるほど統計学園」によると、明治21年(1888年)の4月13日に東京・上野に日本初の喫茶店「可否茶館」が開業したことに由来するそうです。 エカワ珈琲…

マスカスタマイゼーションに投資するマクドナルド

ハンバーガーをカスタマイズできるマクドナルドの店舗、Create Your Taste に注目が集まっています。 マクドナルドCreate Your Taste に入店すると、注文用のタッチパネルが置かれていて、注文は全てそのタッチパネルを通して行うので人の手間いらずというシ…

2016年版、エカワ珈琲店が積極的に焙煎コーヒー豆の業務卸を展開するとしたら・・・

年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が営んでいる我がエカワ珈琲店ですが、60代半ばの夫と50代後半の妻が2人だけで営んでいる零細生業パパママ経営のナノロースター(コーヒー豆自家焙煎店)です。 www.ekawacoffee.work 店主である夫の年齢が60代半ば(高齢者)と…

焙煎コーヒー豆業務卸事業者(ロースター)の役割

業務用レギュラーコーヒー豆の卸売り(ロースター)業界ですが、全国展開しているロースター企業と地域に拠点を持つ中小ロースター会社の格差が、急速に拡大しているように感じられます。 生き残りをかけたロースター企業・会社間の競争が行われていて、中小ロ…

営業の神様が闊歩していた時代から、ブランドが闊歩する時代へ様変わりしている

1980年代の中頃を頂点として、喫茶店ビジネスの衰退がはじまりました。 喫茶店ビジネスの成長と同期して成長を続けていた業務卸専門のコーヒー豆焙煎事業者は、1990年代に入ると、喫茶店向け業務卸の減少分をカバーするために、それまで営業の対象外…

「コーヒーを喫茶店で楽しむ文化」で恩恵を受けるのは、コーヒー豆業務卸も変化して行く

「コーヒーを喫茶店で楽しむ文化」の最盛期は、1980年代の中頃だったと年老いた珈琲豆焙煎屋は考えています。 喫茶店の最盛期であって、焙煎したコーヒー豆を喫茶店に供給する業務卸を専門とする焙煎会社(地域ロースター)の最盛期だったと考えています。…

飲食店・オフィス向け業務用コーヒー市場は、提案型営業で優劣を競う時代へ

世界最大のコーヒー企業の日本法人「ネスレ日本 」ですが、オフィスコーヒーサービス市場での存在感が増しています。 カプセルコーヒーやカプセルティーを購入してもらうのに、最新式で高額の抽出マシーンを無料レンタルする販促が成功しているようです。 ww…

ビールのように泡立つ窒素アイスコーヒーについて調べてみました。

昨年(2015年)、スタンプタウンコーヒーが窒素入り水出しアイス缶コーヒーを発売して、今年(2016年)は、スターバックスコーヒーが、窒素入り水出しアイスコーヒー「nitro cold brew」を、都市部の主要店舗で積極的に売って行くと発表しています。 (JO…

スターバックスコーヒーもそうなのですが、優れたコーヒーブランドは、独自の販売チャネルを持っています

成熟してしまった市場で大量生産・大量消費向け商品を販売する方法として、マスコミ広告などを駆使して競合相手からマーケットシェアを奪ってしまうという手法があります。 日本では、もう何年も前から、そのマーケティング手法を駆使したとしても、なかなか…

アメリカで発生しているローカルフードムーブメントについて

スターバックスコーヒージャパンの元経営主体だったサザビーリーグが、アメリカで大人気の高品質ハンバーガーレストラン「シェイクシャック(Shake Shack)」日本1号店を、2015年11月13日、東京青山に出店したというニュースが流れています。

マイクロロースターとラージロースター

アメリカで発行されているコーヒー豆焙煎事業者向けの隔月刊雑誌「ローストマガジン」が主催する、『今年のロースター大賞」的なコンテストがあります。 この賞の対象となるコーヒー豆焙煎事業者を、年間コーヒー豆焙煎量45トンくらいを境目として、それ以…

ネスカフェサテライトと業務用コーヒー豆市場、街中の小さなコーヒー豆自家焙煎店とは競合しない

ネスレ日本が、業務用コーヒー豆市場への攻勢を強めているのだと思います。 オフィスコーヒー市場をターゲットとする「ネスカフェアンバサダー」のマーケティング戦略が成功しているようで、職場で飲むコーヒーはネスカフェというオフィスが増加しているとも…

今、日本のファーストウェーブコーヒー市場が流動化しているのかもしれません

日本のコーヒー市場ですが、ファーストウェーブコーヒー市場、セカンドウェーブコーヒー市場、サードウェーブコーヒー市場、もう一つの規模の小さなコーヒー市場と、4つの波のコーヒー市場が存在しているのだと、エカワ珈琲店は考えています。

サードウェーブコーヒー現象=地場や地域ロースター、コーヒー豆自家焙煎店の頑張り現象

2010年11月、マガジン・ハウス社発行の「カーサー・ブルータス12月号」が、アメリカコーヒー業界第3の波を「サード・ウェイブ・コーヒー」と題して、その動きを特集していました。 年老いた珈琲豆焙煎屋ですが、 アメリカで発生している新しいコー…

日本の業務用コーヒー豆需要のまだ見ぬ市場、プライベートラベル請負ビジネス

日本のコーヒー市場ですが、缶コーヒー市場の№1企業は日本コカコーラーで、インスタントコーヒー市場ではネスレ社が抜きん出ています。 そして、日本最強のコーヒーブランドはというと、「スターバックス」ということになるのだと思います。 // 喫茶店市場…

日本のコーヒー業界にも、破壊的イノベーションが到来しつつあるのかもしれません

エカワ珈琲店は、自家焙煎コーヒー豆専門店です。 手作りで高品質、煎りたて新鮮・香りの良い焙煎コーヒー豆を販売しているつもりです。 // www.ekawacoffee.work オフィスコーヒーサービスと店舗販売で繁盛していた最盛期、10数年前のことですが、その頃…

コーヒーブレイク(Coffee Break)と、オフィスコーヒー多様性の時代へ

オフィスコーヒーの原点は、1800年代の後半、アメリカ合衆国マサチューセッツ州のストウトンの町で始まったと伝えられている『コーヒーブレイク(Coffee Break)』にあると、年老いた珈琲豆焙煎屋は考えています。 オフィスや工場で働く人たちが、仕事の事…

地方の町の喫茶店のコーヒー需要にも変化が始まっていて、それなりの物語が必要になっている

エカワ珈琲店が立地している和歌山県ですが、昔ながらの喫茶店のほとんどは、昔ながらのコーヒー豆焙煎企業から焙煎コーヒー豆を仕入れているのだと思います。 しかし、新しく開店する喫茶店(カフェ)は、沖縄、京都、徳島と、全国様々なコーヒー豆自家焙煎店…

これからのコーヒー業界【2015年3月】、スペシャリティーコーヒーが街で飲むコーヒーを変えて行く

「煎りたて、挽きたて、淹れたて」をキャッチフレーズとする喫茶店が増加して、それなりに繁盛するならば・・・。 そして、その喫茶店のメニューには、「○○農園のコーヒー豆」、「○○農協のコーヒー豆」というシングルオリジン(単一起源、地域、農園)のコーヒ…

「煎りたて、挽きたて、淹れたて」の喫茶店に注目が集まっています

「煎りたて、挽きたて、淹れたて」のスペシャリティーコーヒーを提供する喫茶店が、注目を集めています。 「煎りたて、挽きたて、淹れたて」は、アメリカのサードウェーブコーヒー現象で注目を集めているトレンドですが、ブルーボトルコーヒーの東京出店を契…

サードウェーブコーヒー現象に期待するもの

アメリカ合衆国のコーヒー業界事情を象徴している「サードウェーブコーヒー」という言葉が、今(2015年)、日本でも話題になっています。 アメリカの焙煎コーヒー豆消費市場では、ホールセール(業務卸)市場の消費パターンが変化してしまって、その結果とし…

アメリカでも日本でも、コーヒー消費市場地図が書き換えられていく

アメリカのコーヒー業界地図ですが、この20数年間で相当大幅に変化しているのだと思います。 日本からアメリカのコーヒー業界を観察していて、そのように感じるわけです。 (ポートランドのCathedrla/兼松のコーヒー会員サイトより) 20数年前のアメリカ…

アメリカのコーヒー市場と日本のコーヒー市場

アメリカのコーヒー市場ですが、外食店(特にチェーン店)で消費されるコーヒーの量が横ばいの状態にあるみたいで、コーヒーの家庭外消費から家庭内消費への移行が始まっていると危惧されています。 その原因の一つとして、ネスプレッソやキューリングに代表さ…

小さなコーヒー屋も世界をめざせるかも・・・

イギリスはロンドンの小さなコーヒー豆自家焙煎店ですが、イキリスと西ヨーロッパの国々の人々を対象として、通信販売で自家焙煎したコーヒー豆を売っています。 アメリカ西海岸の自家焙煎コーヒー豆店の通信販売は、北米大陸(アメリカ合衆国とカナダ)で生活…