珈琲の科学
初歩コーヒー豆焙煎の知識 コーヒーの生豆(なままめ)は、収穫したあとに果肉を取りのぞき、しっかり乾燥させて作られます。 乾燥した生豆は水分が少なく、とてもかたく、小石のように感じられます。 そのため、長いあいだ保存したり、遠くまで運んだりする…
この記事では、以前にエントリーしている「エカワ珈琲店流コーヒー豆焙煎の手引き」の記事をもう少しわかりやすく解説しているつもりです。 www.ekawacoffee.work エカワ珈琲店の「古いけれど頼れる焙煎機」と焙煎のひみつ エカワ珈琲店の焙煎は、30数年使…
コーヒー豆の焙煎は、豆の細胞構造の変化と内部で起こる化学反応を意図的にコントロールし、香りや風味を生み出す技術です。 ここで紹介する「焙煎中の基本的な化学反応」は、エカワ珈琲店が経験に基づいてまとめた参考テキストで、科学的厳密さよりも独自の…
コーヒー豆の焙煎は、豆の細胞の変化と化学反応をコントロールして香りや味を作り出す技術で、この記事はその反応をエカワ珈琲店の視点でわかりやすくまとめた“フィクション的な参考ノート”です。 【1】コーヒー豆の焙煎でショ糖がどう変化するのか コーヒ…
コーヒーの生豆には約10%の水分が含まれ、焙煎時に重要な役割を果たしています。 特に「蒸らし」工程では、水分が熱を豆の中心まで伝えるのに重要な役割を演じています。 この記事では、「コーヒー豆の水分」と「水分活性」について分かりやすく解説して…
・・・コーヒー豆の細胞構造が焙煎に与える影響・・・ 一杯のコーヒーが出来上がるまでには、栽培から焙煎・抽出まで長い旅があります。 味の6〜7割は「栽培」と「精製」で決まり、生豆の質が土台となっています。 街の小さな焙煎店は、その良い生豆を丁寧…
焙煎は、生豆の個性を見きわめて最もおいしく仕上げるために、職人が火と向き合い続ける大切な仕事です。 焙煎機は生豆を焼いて香りと味を生み出す道具で、焙煎は“豆の個性を見つけて最もおいしく仕上げる職人の仕事です。 【1】コーヒー豆を焙煎するって、…
―コーヒー豆焙煎の品質変換速度、焙煎プロファイル論― コーヒーの焙煎は物理変化と成分の化学反応が同時に起こる複雑な工程で、焼くスピードの調整が味や香りに影響します。 ゆっくり焙煎すると甘みが増し、速いと酸味が強まります。 現代は焙煎プロファイル…
「ドラム・テンパレイチャー(釜温)とは?」、焙煎を始める前の「ドラムの温度」のこと。 ちょうど料理前にフライパンを温めるように、豆に最初の熱をどう与えるかが味づくりのカギになります。 なぜ大事? 高温スタート:香りが立ちやすいが、焦げやすい。…
コーヒーは「コーヒーの木」の赤い実の中の生豆から作られ、焙煎で茶色くなり香りと味が出てきます。 エカワ珈琲店では、昔のかまどの火加減を思わせるリズムを大切に、小型の直火式ドラム焙煎機で丁寧に焙煎し、独特の味を引き出しています。 【1】コーヒ…
コーヒーの生豆はとても固いけれど、焙煎で熱を受けると内部の水分が水蒸気になり、豆の中の圧力が高まっていきます。 もし豆が固いままだと圧力に耐えられず破裂してしまうが、焙煎の途中で「ガラス転移」という現象が起こり、豆はガラスのような固さからゴ…
コーヒーの味は甘味、酸味、苦味、渋味が複雑に絡み合ってできています。 焙煎はこれらの味のバランスを調整し、強すぎる味がぶつからないようにする役割を持っています。 エカワ珈琲店では、酸味が強いコーヒーを苦味で調整し、フルーティーな酸味と心地よ…
エカワ珈琲店は30年以上使い続けている古い直火式ドラム焙煎機で、経験則に基づいた独自の焙煎の手引きを持っています。 焙煎温度や反応は機械と環境に依存しているので、この手引きはその古い焙煎機専用の手引書です。 (1)コーヒー豆焙煎と経験則(経験式…
エクセルだけで焙煎中にリアルタイムのローストカーブ図を作成するのは現実的ではなく、専用アプリが必要です。 ただし、焙煎中に温度と時間を記録すれば、後からエクセルで実用的なローストカーブ図を作れます。 焙煎は「初めチョロチョロ、中パッパ、パチ…
コーヒー豆の焙煎では、RoR(Rate of Rise)という温度上昇速度を示す指標を使い、適切な火加減で豆の変化を見ながら調整していきます。 【1】RoR(上昇率)ってなに?——焙煎のスピードを測るものさし! コーヒー豆の温度上昇速度を示す指標がRoR(上昇率)…
コーヒーの生豆は焙煎によって成分が変化し、香りや味が引き出されます。 焙煎の方法で酸味や苦味などの味わいを調整できます。 焙煎はコーヒーの個性を作り出す重要な技術です。 【1】コーヒー豆の焙煎は「蒸らし」と「乾燥」から始まる! コーヒー豆の焙…
少ロットのコーヒー生豆(大体5kgくらいまで)を1回・1回バッチ焙煎することを、エカワ珈琲店はスモールバッチ焙煎と呼んでいます。 そして、そのスモールバッチ焙煎が、小さなコーヒー豆自家焙煎店の最大の特徴で、最強の武器だと考えています。 【1】1杯…
コーヒーの味は単なる「苦さ」だけでなく、酸味や甘味、渋みが複雑に絡み合って独特の風味を作り出しています。 中煎りと深煎りでは苦味の成分が異なり、最近の研究では苦味は強さだけでなく、後味の爽やかさも美味しさのポイントとされています。 甘味や酸…
コーヒー豆を焙煎すると、成分が反応して香り・味・色が生まれます。 色や味の中心は、「メラノイジン」という褐色の物質です。 ちなみに、香りは別の成分が関係しています。 品種や焙煎方法の違いで、コーヒーは多様な味わいを持ちます。 だから、コーヒー…
カフェインをぬいたコーヒーってどんなもの?〜デカフェのひみつ〜 デカフェは、カフェインが気になる人でもコーヒーを楽しめるように工夫されたやさしいコーヒーです。 そして、二酸化炭素プロセスは、おいしさを守りながらカフェインをぬく、すごい技術で…
コーヒー豆の焙煎中には、豆の色が黄色から濃い茶色に変わる非酵素的褐変反応が起こります。 これは主にメイラード反応とカラメル化反応によるもので、焙煎時の香りはこれらに加えストレッカー分解も関係しているとエカワ珈琲店は考えています。 (1) 褐変現…
「コーヒー豆焙煎プロファイル」とローストカーブ図は同じものではありません。 エカワ珈琲店では、プロファイルは焙煎の設計図、ローストカーブ図は技術的な操作過程の図表だと考えています。 (1)リアルタイムでローストカーブ図を見ながら 最新のコーヒー…
エカワ珈琲店は、74歳の男性が妻の介護をしながら一人で営む小さな自家焙煎コーヒー豆小売専門店です。 バッチサイズ5kgの小型ドラム式焙煎機で焙煎し、銘柄ごとに基本の焙煎方法(マスタープロファイル)を作成しています。 各ロットごとにマスタープロフ…
コーヒーの味や香りは、育て方だけでなく、収穫のタイミングや加工方法によっても大きく変わります。 特に収穫後の「精製」は、香りや味に大きな影響を与えます。 コーヒーの実は時間が経つと傷むため、収穫後すぐに加工を始めることが重要です。 まず「乾燥…
コーヒー豆の「焙煎度」とは、豆の煎り具合のことで、主に「浅煎り」「中煎り」「深煎り」の3種類があります。 浅煎りは酸味が強く甘みや香りも感じられ、中煎りは苦みがありコーヒーらしい味わい、深煎りは焙煎による独特の香りと味が特徴です。 焙煎度は…
みんなが飲んでいるレギュラーコーヒーやクラフトコーヒー(自家焙煎コーヒー豆)は、コーヒー生豆から作られています。 コーヒー生豆は赤い果実の中の種(タネ)で、「コーヒーベルト」と呼ばれる赤道周辺の地域、例えばブラジルやエチオピア、ベトナムで栽培さ…
選別・精製・ラベル分類された生豆は、焙煎により一般的な焙煎豆(レギュラーコーヒーまたは自家焙煎のクラフトコーヒー)となります。生豆のまま小売されることは稀です。 焙煎は生豆を物理・化学的に変化させ、味や香りの基礎を作ります。 焙煎が進むと水…
コーヒーは多くの人に愛される一方、科学や職人技の融合で焙煎される商品です。 エカワ珈琲店は、大量生産のレギュラーコーヒーと小規模生産のクラフトコーヒーを異なる商品だと考えています。 (1)コーヒー豆の焙煎とは コーヒー豆の焙煎は、生豆を高温にさ…
浸漬法(シンシ法)/Steepingとは、お湯と粉を一緒に混ぜ合わせて、ある時間が経過してからろ過するコーヒーの淹れ方(抽出方法)です。 コーヒーの味をじっくりと引き出す抽出方法で、コーヒーの抽出原理の一つです。 【1】浸漬法(しんしほう)ってなに? 【…
コーヒー抽出は焙煎豆の粉から成分を溶かし出す工程で、理想の収率は18~22%。収率が低いと酸味が強く、高いと苦味が増し、温度や時間、粉の粒度が影響する。

